冷や飯を食って痩せる!?レジスタントスターチはダイエットに使える。
そんな方に向けて、30歳を超えてから3か月で20kg以上の減量に成功し、現在は筋肉量を増やすための食事と運動を実践しているぴろすけが、「レジスタントスターチ」についての解説をします。
レジスタントスターチとは
レジスタントスターチは「難消化性でんぷん」の総称を指します。
以前はでんぷんは全て消化吸収されると考えられてきました。
ところが、でんぷんの中にも食物繊維のように消化されにくいでんぷんがあることが発見されました。
レジスタントスターチを含む食べ物
豆類は加熱することでレジスタントスターチが増加し、穀類(米・麦など)やイモ類(ジャガイモ・サツマイモなど)は調理後、冷ますことでレジスタントスターチが増えることが分かっています。
豆類
小豆などの豆類では、一部のでんぷんが水分を吸収することで難消化性でんぷんとなり、食物繊維量が増加します。
穀物・イモ類
サツマイモ・ジャガイモなどのイモ類や白米や大麦をはじめとする穀物類も加熱直後は吸収されやすいでんぷん、「糊化」したでんぷんとなり、消化吸収されやすい形状になっています。
ところが、「糊化」したでんぷんは、冷えると固くなっていき「老化」したでんぷんとなります。*1
この「老化」したでんぷんがレジスタントスターチになるのです。
冷やしたご飯はダイエットに効果的
冷えたご飯には大きく2つ、ダイエット(減量)に効果的な働きがあります。
血糖値が上がりにくいことと消化吸収されにくいことです。
血糖値が上がらない
レジスタントスターチは糖質ではなく食物繊維と同じ働きをするようになるため、糖質として吸収されない、つまり血糖値が上がりにくくなります。
これは空腹感をコントロールするうえで大切なことの一つになります。
消化吸収されにくい
難消化性でんぷんとなっていますので、消化吸収されません。
そのため、ダイエットに有効となります。
ただし、食物繊維と同様に、摂取し過ぎはお腹を緩くしたり、便秘の原因となります。
私は子供のころになんのためか、こめかみを鍛えるために生米を大量に食べていたことがありました。
その翌日は、下痢がとまらなかったです。
カッチカチのごはんである必要は無い
レジスタントスターチにするのにカチカチにする必要はありません。
人肌くらいからじょじょにでんぷんの老化が始まるようです。
カチカチが最も消化吸収されにくいですが、おいしくないので、おいしく食べられる温度でいただきましょう。
ほかほかのごはんはおいしい
冷えたご飯がダイエットにいいと言っても、ほかほかのご飯はおいしいです。
食べる順番を変えるだけでも、血糖値の上昇を抑えることができます。
この記事を参考にしていただければと思います。
「冷や飯を食う」の意味
故事・ことわざ・慣用句辞典オンラインによると、
「冷たい扱いをされるたとえ。長男が家督を継ぐとされていた時代、次男以下の男子は冷遇され、家族の食事のあとに冷えた飯を食べていたことから。」
とあります。
最近私が受けた冷たい扱いは、野良猫を触ろうとして威嚇されたこと…、ですかね?
動物に好かれないようなのです。私は好きなのですが…。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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*1:以前は糊化をα化、老化をβ化と呼んでいました。